イントロを聞く度に、過去の思い出が心に浮かんできて、どこか懐かしさを感じるような曲です。
少し寂しさも感じつつ、「あの時は本当に楽しかった」と思い返すことができますね。
この歌の歌詞は、hydeさんが昔の友人と久しぶりに再会した際の感情を直接表現したものだと感じられるかもしれません。
「もうどれくらい君と笑ってないかな 離ればなれは距離だけじゃない」
「気づかないふりしてるけど 遊び方を忘れてしまったのさ」
この歌詞には深く共感します。
もともと内向的な性格が影響しているかもしれませんが、学生時代の仲間と久しぶりにLINEや電話で連絡を取ると、どうやって以前は会話していたのだろうと思い悩むことがあり、その瞬間少し気がかりになることがありますね。
「Passing by real world 淡い炎を絶やさぬよう」
「Passing by sweet times 今日も明日へ向かおう」
この楽曲には、夢を追い求め、仕事に打ち込んできた自分の過去を振り返らせてくれるようなメッセージが込められているように感じます。
過去も素晴らしかったけれど、これからも前を向いて頑張ろうという気持ちにさせてくれる部分が特に魅力的です。
それでも、友人のことを思い出すと切なさがこみ上げるような楽曲でもあります。
「MMXX」ツアーで久々に演奏された時は、10年や20年ぶりのことだったということで、非常に感激しました。
私自身、彼らがこの曲を演じるのを見るのは初めてで、イントロが始まった瞬間には涙が溢れました。
この曲は「REAL」というアルバムに収録されており、リリースされたばかりの時に購入して何度もリピートしながら聞いたので、今でも歌詞を完璧に覚えています。
プレイリストを作る際には、必ずと言っていいほどこの曲を加えます。
kenさんが作曲した楽曲の中でも、メロディやアレンジが柔らかく、アコースティックな雰囲気に近い意外性があり、その控えめさがかえって良い点です。
シンプルで聞きやすいのが特徴です。
「REAL」については多くの人が名盤と評価していますが、それまでの全盛期を経て、少しペースを変えて自分たちの思いを直接曲にしたようなアルバムであり、そのため「ちょっと違う」という感想を持つ人もいるようです。
これまでのラルクが持つラウドロックの色合いから、急に王道ロックへと変わったように感じる人もいます。
私はどの曲も好きなので、特に深く考えたことはありませんが、確かにこの楽曲にはリラックスした雰囲気があります。
晴れよりも曇りや雨の日に聴くのがおすすめの、珍しい楽曲です。
懐かしい気持ちにひたりたい人には、特におすすめの楽曲です。