【瞳の住人/L’Arc~en~Ciel】歌詞の意味を考察、解釈する。

このページでは、「L’Arc~en~Ciel(ラルクアンシエル)」の「瞳の住人」の歌詞を紐解いていきましょう。

歌詞の内容を簡単にまとめると…。
  • 主人公が君のことを一番に考え寄り添っていたいという思いが描かれている。
  • 主人公は君を守りたいと強く願っている。
  • 主人公にとっての君は庇護対象である可能性がある。

歌詞の考察・解釈

数えきれない…

でも少しの歳月は流れ

主人公にとっては数えきれないほど長く感じるが、実際には少しと表現できる程度の歳月が経っている。

いったい君の事をどれくらい

分かってるのかな?

主人公と君は一緒に過ごしてきたが、主人公は君のことをどれだけ理解できているのか不安に思っている様子。

指先で地図辿るようには

上手く行かないね

目的地がわかっている場所へと到達するのは容易だが、わからない未来については見通しが立たないと主人公も悩んでいる。

気づいているよ不安そうな顔

隠してるくらい

君が不安にしていることはわかりづらいが、主人公には理解できている。

急ぎ足の明日へと抵抗するように

駆け回っていても不思議なくらい…

この胸は君を描くよ

時間は過ぎ去るように速く、負けまいと忙しく動いていても、常に主人公の頭によぎるのは君のこと。

見上げれば輝きは色褪せず

溢れていた

どんな時も照らしてる

あの太陽のようになれたなら

見上げればとある通り、色褪せず輝いているのは太陽のこと。

不安を抱く君を安心させられるように主人公は君にとっての太陽になれたらと願っている。

太陽には、魔除けや不幸や災難などをはね飛ばすというモチーフとして用いられることがある。

そして太陽はどんなときも変わらず暖かい陽射しを照らし見守っているととらえることができる。

もう少しだけ君の匂いに…

抱かれていたいな

外の空気に首輪を引かれ

僕は背を向けた

主人公が君と添い寝して一緒にいたいと考えているが、外出する必要があり叶わなかった。

白く滲んだ

溜め息に知らされる季節(とき)を

季節は移ろい冬になった。

繰り返しながらふと思うのさ…

なぜ僕はここに居るんだろう?

そばにいてずっと君の笑顔を

見つめていたい

こんなにも寒いのにどうして君を度々一人にしているのかと疑問に思っている。

できれば君のそばにいてずっと君を笑顔にしていたいと主人公は望んでいる。

移り行く瞬間をその

瞳に住んでいたい

これから君に待ち受けるどんな瞬間も立ち会いたいと思っている。

瞳に住む=瞳に映る、つまり君の視界に映る範囲(そば)にいたいと考えている。

どこまでも穏やかな色彩に彩られた

一つの風景画の中寄り添うように

時を止めて欲しい永遠に

トラブルのない穏やかな日々がずっと続けばいいと強く願っている。

変わって欲しくないと希求した気持ちが表れている。

いつの日か鮮やかな季節へと

連れ出せたら

雪のように空に咲く花のもとへ…

花のもとへ

いつの日か、連れ出せたら、という言葉から、君はまだ外に出られる状態ではないと意味するなら、君は幼子と考えるとしっくりくる。

鮮やかな季節はいろいろな草花が芽吹く春だと思われる。

空に咲く花は主人公がそうでありたいと望んだ太陽を表している可能性がある。

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