【マシマロ/あいみょん】歌詞の意味を考察、解釈する。

さて、あいみょんの楽曲「マシマロ」の歌詞の意味を知ってますでしょうか?
もし知らない場合、歌詞の意外な解釈に驚くかもしれません。
今回は、この「マシマロ」の歌詞について詳しく掘り下げてみたいと思います。

独自の世界観

まだ「マシマロ」を聴いたことのない方は、是非一度楽曲を実際に聴いてから歌詞の深層をご覧いただくことをおすすめします。
その方がきっと、あいみょんの独特の世界観に引き込まれることでしょう。


この楽曲のテーマははっきりと言えば、「(男性の視点からの)初めての経験」です。
この曲は、初めての経験(セックス)に向き合う男性の欲望や感情を、冒険心溢れるタッチで描いています。
わかりづらい表現を意図的に使い、あいみょん特有の独自の世界観を表現しています。

考察と解釈

こんな幸せ出来すぎている
むしろ夢であれよ、と思う
目の前にあるマシマロの丘
チョコレイトで汚したい

「マシマロの丘」とは、女性の胸を象徴しているとされています。
歌詞中で言及されるチョコレートによる汚れについては、明示的には触れられていませんが、清らかなものを少しでも触れてしまいたいという気持ちを描写しているのかもしれません(チョコレートフォンデュのイメージが関連しているかもしれません)。


神様がいたんだな 冴えないこの僕の身体にも
真実はこれからだ いざゆけ!愛の中を!

自己評価の低さを「冴えない身体」という表現で描写されています。
「真実はこれからだ」というフレーズから察すると、おそらくこの男性は初めての経験を迎える予定なのでしょう。


心地よいリズムに乗って
見たことのない大地を走る走る

ここで、ついに「行為」に移ったようです。
「心地よいリズム」という言葉や「大地を走る」という表現を通じて、直接的な描写を避けつつ、特別な瞬間を伝えています。
さすがのあいみょんの表現ですね。
また、「見たことのない」という言葉から察すると、男性は確かに初めての経験をしていたようです。


野暮な考え思い描くよ もはや夢に近い妄想で
眠れる美女とマシマロの丘 ある程度まで汚したい
炭酸が弾けるよ 脳みそのストローを辿って
真実はこれからだ いざゆけ!突撃だ!

「脳みそのストローを辿って炭酸が弾ける」という表現は、たぶん脳内で喜びや興奮をもたらす神経伝達物質(例:ドーパミン)が放出されていることを示しているのかもしれません。


なまぬるい空気を吸い込んで
見たことのない聖地を泳ぐ 泳ぐ
首筋から強く伝わる熱
すごい速さで分かる 僕ら

「すごい速さで分かる僕ら」というフレーズから、明らかにお互いの感情が非常に共鳴している様子が伺えます。

ある意味、これは冒険の歌

確かに、この楽曲は始終、大胆な表現が散りばめられている作品ですね。
官能小説好きのあいみょんならではの発想と表現が、この曲に反映されているのだろうと思います。
そしてある意味、これは冒険の歌でもあるのかもしれません。
ただ、正直なところ、ライブで聴いた際はアップテンポで楽しく、盛り上がる曲であるため、その歌詞の奥深さをあまり考えずに楽しんでしまったこともありました。
「マシマロ」「チョコレート」「ストロー」など、お菓子を連想させながらも、大人の洗練された世界を描くセンスと才能が、まさに圧倒的ですね。

あいみょんのインタビュー

以下、あいみょん本人がインタビューで答えていた内容です。

これ、ドエロイですよね(笑)。
男性が女体を冒険する様子を、なるべく直接的な言葉を使わずに歌うセックスソングなんです。
でも、人によっては気づかない。
それで良いんです。
一種の遊び心なので、気づいた人が『おぉ!』って思ってくれれば。
官能小説に出てくる表現って、とても音楽的だと思います。
雫、茂み、丘といった単語で、すごく意味深に世界を描く。
私がやっている音楽は時間的な制限があります。
だから、官能小説みたいな比喩を使って、リスナーに想像してもらいたいんです。
ちなみに、私は丘って単語が一番好き(笑)

あいみょん「マシマロ」 歌詞全文

歌詞全文

こんな幸せできすぎている
むしろ夢であれよ、と思う
目の前にあるマシマロの丘
チョコレイトで汚したい

神様がいたんだな
冴えないこの僕の身体にも
真実はこれからだ
いざゆけ!愛の中を!

心地よいリズムに乗って
見たことのない大地を走る 走る

野暮な考え思い描くよ
もはや夢に近い妄想で
眠れる美女とマシマロの丘
ある程度まで汚したい

炭酸が弾けるよ
脳みそのストローを辿って
真実はこれからだ
いざゆけ!突撃だ!

なまぬるい空気を吸い込んで
見たことのない聖地を泳ぐ 泳ぐ

首筋から強く伝わる熱
すごい速さで分かる 僕ら

心地よいリズムに乗って
見たことのない大地を走る

なまぬるい空気を吸い込んで
見たことのない聖地を泳ぐ

柔らかいマシマロ頬張って
見たことのない大地を走る 走る