【レオ/優里】歌詞の意味を考察、解釈する。

男性シンガーソングライター『優里』、『ドライフラワー』がロングヒット中です。
アルバム『壱』は2022年1月にリリースされ、その中の楽曲『レオ』が「感動的」と称賛されています。
この曲は、どのような内容なのでしょうか?

時間とともに関係も変化

注目の若手男性アーティスト『優里』が、2022年1月に1stアルバム『壱』をリリースしました。

『ドライフラワー』や、ドラマ主題歌に起用された『ベテルギウス』など、数々の名曲が収録されている中で、特に『レオ』という楽曲が多くの人々の注目を集めています。

タイトルからは一体何を歌っているのか、よくわからないかもしれませんが、実際に歌詞を見ると意外な内容が明らかになります。

ショーケースの中過ごしていた
誰もかれもが過ぎ去っていた
怖かったんだ あの日君に
連れられるまでは

『優里』というアーティストは、ラブソングのイメージが強く、多くのファンに支持されていますが、彼の楽曲『レオ』は実は動物の視点から歌われています。

具体的な動物は歌詞中には明らかにされていませんが、楽曲内で犬の鳴き声が聞こえることから、おそらく『レオ』は犬の視点で描かれた歌であると推測されています。

僕と同じの小さな手
転げまわり くすぐりあう僕ら
こんなに君の事好きになってた
どんなときでも傍に居て
君が言うなら ああ

この歌詞からは、レオと飼い主が幼少期に出会い、一緒に成長してきたことが伺えます。

2人の絆は時間と共に深まり、特別な関係が築かれていったようです。

名前はレオ 名前呼んでよ
君がつけてくれた名前だから
嬉しい時も悲しい時も
傍に居ると決めた大事な人

歌詞のサビ部分からは、レオが飼い主に対して深い愛情を持っていることが感じられますね。

未来の展望はわかりませんが、歌詞の中では時間が進むにつれて2人の関係がどのように変化していくのかが描かれているようです。

ペットを飼っている人はより共感できる

君が大きくなるほどに
僕との時間は減るが道理
遠くに君の友達同士
仕方がないよなぁ

幼稚園や小学校時代は、家で過ごす時間が多かったことで、主人公とレオの絆も深まったのでしょう。

しかし、成長するにつれて主人公は友達と遊ぶ時間や外出する時間が増えました。

レオはそれを「当たり前だ」と受け止めつつも、寂しさを感じているようです。

最近つけるその香水
鼻の利く僕にとっては辛いや
今日も帰りは遅くなるんだろうか
君が居ない部屋 夢を見る
あの日のこと また

香水をつけていることから、飼い主は中学生や高校生くらいになったのかもしれませんね。

レオを大切にする気持ちは変わらないものの、現在は友人や彼女にも気持ちが向いているようです。

「あの日のこと」とは、おそらく2人が出会った日のことを指しているでしょう。

レオが飼い主がいない部屋で寂しそうに過ごす様子が思い浮かびます。

名前はレオ 名前呼んでよ
君がつけてくれた名前だから
寂しいけれど 悲しいけれど
傍に居ると決めた大事な人

1番と同じサビの部分を聴く際に、レオの寂しい気持ちを考慮すると、切なさが倍増します。

ペットを飼っている方々は、この歌を聴くと思わず涙してしまうかもしれませんね。

飼い主に対する深い愛

君が誰かと暮らすことを
伝えに帰ってきた夜に
撫でてくれたね きっとお別れだね
最後にさ 会えたから ねぇ幸せだよ

主人公は学生から大人に成長し、大切な人を見つけたようです。
同棲を始めるのか、結婚するのかはわかりませんが、家を離れる決意をしたようです。

この歌詞に登場する「最後にさ」というフレーズが気になりますね。
ただ家を出ていくだけなら、やや大げさな表現かもしれません。
しかし、主人公とレオが長い歳月を共にしてきたことを考えると、レオも相当年を重ねている可能性が高いです。
もしかしたら肉体的に衰えを感じていたのかもしれませんね。

名前はレオ 名前呼んでよ
君がつけてくれた名前だから
もう泣かないでよ 名前呼んでよ
あの日より大きな手で撫でてくれた

名前はレオ 名前呼んでよ
君がくれた名前で良かったよ
忘れないでよ それでいいんだよ
新しい誰かにまた名前つけて

レオが弱っていることを感じていたのは、飼い主も同じだったのかもしれませんね。

涙を流す様子から、レオへの愛と感謝の気持ちを強く感じます。

特に、レオの「新しい誰かに名前つけて」という言葉が涙を誘う瞬間ですね。

これは飼い主を送り出すための精一杯の優しさだったのではないでしょうか。

最後の最後で、レオから飼い主に対する深い愛が改めて伝わってきますね。