【きっと忘れない/尾崎豊】歌詞の意味を考察、解釈する。

アルバム「誕生」収録曲である「きっと忘れない」は、特別な意味と価値を持つ曲です。
この曲は、息子の誕生と、自身の人生の新たな出発を象徴しています。
ただの誕生日ソングではなく、生命の奇跡とその喜びに焦点を当てています。
この曲は息子の誕生に関するものであり、その意味は非常に重要です。
しかし、単に誕生日を祝う曲として捉えると、その本当の価値とメッセージが半減してしまいます。

この曲は、生命の誕生という喜びにもかかわらず、深い悲しみに包まれていることが特徴です。
尾崎はこの曲を通じて、息子に対する思いを詩にしました。
歌詞には、彼の人生に対する感情も表れており、時折、彼が望まないような人生経験についての示唆もあります。

たとえば、「探している優しさに君が包まれるように」という歌詞は、尾崎が優しさを求めていることを示しています。
「忘れられない心の痛みも悲しみも今夜全てを吹き消して」という歌詞は、心の痛みや悲しみと向き合っていることを示唆しています。
また、タイトルが「絶対忘れない」ではなく「きっと忘れない」なのは、この曲が深い感情とメッセージを含んでいることを示しています。

この曲は明るい誕生日ソングだけでなく、深い意味を秘めた歌として存在します。
タイトルからも分かる通り、この曲は深い意味を持ち、歌詞には悲しみも含まれています。
尾崎自身も、この曲を「ニューヨークで辛かったときに書いた曲」という趣旨で紹介しており、その背後にある感情が窺えます。

「きっと忘れない」歌詞全文

街の暮らしにもすこしずつ慣れてきて
君の笑顔も素敵になってゆくようさ
忘れられない心の傷みの悲しみも
今夜全てを吹き消して
流れてゆく 変わってゆく 街灯りも形を変え
頬杖をついたまま 見つめてる 夜が訪れる
Happy Birthday いつだって君を忘れはしない
Happy Birthday 君が好きさ 心をこめて
生まれてきた喜びに 君が包まれるように
今日という日を祝うよ Happy Birthday to You

時の流れも見つからなくなるほどに
辛く孤独に過ごした日々もあったさ
だけどいつかはそんな悲しみも報われると
信じて過ごした日々もある
いつも夢を忘れないで 季節の中でうつろう君
探している答えに心が 届かなくても
Happy Birthday いつだって君は大丈夫さ
Happy Birthday 君が好きさ 心をこめて
探している優しさに 君が包まれるように
今日という日を祝おう Happy Birthday to You

誰だって いつの日にか 振り返る時が来るのだから
忘れないで 毎日は ささやかな 君へのプレゼント
Happy Birthday いつだって君を忘れはしない
Happy Birthday 君が好きさ 心をこめて
生まれてきた喜びに 君が包まれるように
今日という日を祝うよ Happy Birthday to You