【look at the sea/おいしくるメロンパン】歌詞の意味を考察、解釈する。

おいしくるメロンパンというロックバンドは、透明感のある歌声とキレのあるバンドサウンドが特徴です。
彼らの楽曲『look at the sea』について、歌詞の意味やその魅力について詳しくご紹介します。

過剰な愛情のようだけどロマンチックな歌詞

あなたの涙を呑んで あなたの吐息を吸って
あなたの言葉を噛んでいたい
綺麗な髪を数えて 歪な痣をなぞって
静かな瞳にすんでいたい

この部分の歌詞は、自分が「あなた」によって形作られていると表現しているようです。

水分は「涙」を飲み込み、空気は「あなたの吐息」を取り込んでいます。
そして、「あなたの言葉」を噛むというのは、食べ物の代わりとして受け取れます。

美しい「髪」と対照的な「痣」の両方が同じくらい愛おしいのです。

「瞳にすんでいたい」というのは、いつもそばにいたいという解釈もできます。

また、いつでも自分を見つめてほしいと言っているようにも受け取れますね。


あなたの憂いに酔って あなたの重さを愛し
あなたの嘘なら信じていたい
いっそ嫉妬に酔って いっそ悪意も愛し
全部嘘でも信じていたい

「憂いに酔って」という部分は、本当に大切な人が何かを心配している様子を見ると、とても魅力的に感じるということを表現しています。

また、一般的には「重い」と感じられるかもしれない束縛や嫉妬も、愛せると述べています。
それどころか、嘘をつかれても信じてしまうと言っているのです。

実際には、「あなた」の嫉妬や悪意、そして嘘までも、それらを自分に対する気持ちとして受け入れてしまいたいと願っているのです。

これは本当に大好きな人でなければ、なかなか口に出せないでしょう。
その人から離れたくないほど、とても大切な存在なのでしょう。


汚れないで 触らないで
死ぬまで知らずにいようよ
求めないで 目を塞いで
気付かないふりでもいいよ
おそれないで 変わらないで
世界に二人でいいよ
手を繋いで 離さないで
醒めないでいてね

たとえ知らないことや知る必要のあることがあったとしても、それを知る必要はないと述べています。

もし偶然にもそれを知ってしまっても、あえて「気付かないふり」をしてほしいのです。

2人だけの世界にいることを「恐れずに」、ずっと「変わらず」そばにいてほしいと望んでいます。

まるで夢の中にいるかのような状況に自覚があるのかもしれません。
そのため、少し狂気じみたことを口にしてしまうのかもしれません。


Look at the sea Look at the flow
Look at the bird
醒めないでいてね
Look at the sea Look at the sky
Look at the moon
醒めないでいてね

「海の流れ」「飛ぶ鳥」「空に浮かぶ月」は、どれも美しさにあふれています。
そのような美しい景色を見ながら、2人で過ごしたいと思っています。

終わりが訪れることを心に留めつつ、夢のような状況から「現実に戻らないで」いてほしいと願っています。

過剰な愛情を感じさせつつも、その裏にはロマンチックな思いが込められていることをしっかりと伝える部分が魅力的ではないでしょうか。

まとめ

今回は、おいしくるメロンパンの『look at the sea』について紹介しました。

歌詞の過剰な愛情が、おしゃれなサウンドにのってサラッと歌われるところが非常に素晴らしいです。

他の曲もミニアルバムに収録されているので、つい他の曲も聴きたくなってしまいますね。

もしこの記事を読んでおいしくるメロンパンの楽曲に興味を持った方は、公式サイトもぜひチェックしてみてください。