【ネタバレあり】漫画「憂国のモリアーティ」17巻の批評と感想。

2022年4月4日に発売された「憂国のモリアーティ」17巻。

17巻では「空き家の冒険編」がついに完全終幕し、新章である「ニューヨーク編」が始まりました!

久々の登場となるキャラクターや、ほっこりするエピソードも多かった17巻の感想をネタバレ込みでお届けします。

「憂国のモリアーティ」17巻の感想

まずは「憂国のモリアーティ」17巻の感想を、ポイントごとにお伝えします。

主要キャラクターによる食事会

前巻で「ルイスの元に帰ろう」と言ったウィリアムとアルバートは、ついにルイスと対面。

弱々しく謝罪の言葉を口にする兄2人を堂々と迎えるルイスは、本当に逞しく成長しましたね。

3人で肩を寄せ合うページでは、改めて「3兄弟の絆」を感じます。

そしてついに、モリアーティ陣のメンバーとも再会。

久々の再会に感動するモリアーティ陣ですが、その中でも喜び余っていつも以上にハイテンションになるヘルダーが可愛いです。

その後、自分たちの決意表明や感謝の意を込めて、モリアーティ陣はシャーロック陣やマイクロフトたちを招いて食事会を開くことに。

かつては敵として対立していた者たちが同じテーブルにつき和やかに食事をするシーンは、まだ少し違和感があるものの感慨深さも感じます。

また、会食にビリーを招くことで、ニューヨーク編のきっかけも作る手法はさすが!

読者は空き家の冒険編から自然とニューヨーク編へと突入できるので、読んでいて気持ちいいです。

NY編「恐怖の谷」がスタート!

前巻からニューヨーク編の存在は明かされていましたが、新章のタイトルは「恐怖の谷」であることが判明しました。

最期の事件編以降、行方知れずとなっていたウィリアムとシャーロックの3年間が明かされます。

前章ではミステリーやサスペンスの要素がほとんどなかったので、恐怖の谷にまつわる事件が動きそうな本章が楽しみですね!

個人的にはウィリアムが本章一幕からあっさりと生きることを選択していて少し拍子抜けしましたが、今後彼の気持ちの変化が丁寧に描かれると信じています。

また、今後キーパーソンとなりそうなビリーも、何やら闇を抱えている様子で気になるところ。

本来「憂国のモリアーティ」は、事件の伏線や各キャラクターの緻密な心理描写がおもしろい作品なので、新章では以前の疾走感が復活することを願っています。

「憂国のモリアーティ」17巻の見どころ

ここからは、さらに詳しく「憂国のモリアーティ」17巻でおもしろかったところを掘り下げます。

ギャグのキレがいい

「憂国のモリアーティ」17巻は、空き家の冒険編の総括とニューヨーク編の序章という雰囲気で、重たい要素が少なかったせいかいつもよりもギャグパートが多く感じました。

まずはパターソンとジャックの関係性。

ウィリアムですら「先生」と呼び敬語で話すジャックに向かって、ためらいなく「ジジイ」と呼びタメ口で話すパターソンの度胸が素晴らしいです。

また、独特過ぎる創作料理を得意とするアルバートは、会食での調理をやんわりと止められたにもかかわらず、結局こっそりと何かを作っていましたね。

アルバート本人は自作の料理を「アルバートスペシャル」と呼び、大層自信を持っているようでしたが、次巻以降でお手製料理のメニューが明かされるのでしょうか。

新キャラ・ビリーに期待

ニューヨーク編が本格始動したことにより、新キャラ・ビリーの登場回数が増えました。

あどけない笑顔を見せ少年のように振る舞いながらも、モランの視線をすばやく察知し早くも凄腕ガンマンとしての才能を垣間見せているビリー。

本章では最期の事件後のウィリアムとシャーロックの動向に注目が集まりがちですが、個人的にはビリーの活躍に期待しています。

また、伝記におけるビリーザキッドは、過去のウィリアムたち同様「義賊」として描かれることが多いため、同じ名前を持つ彼が今後どのように立ち回るのかが楽しみです。

巻末プロフィールがおもしろい

最期の事件編から3年の月日が経過したためか「憂国のモリアーティ」17巻では巻末に主要キャラクターのプロフィールが掲載されています。

17巻にはモリアーティ陣のメンバーが主に掲載されたので、次巻ではシャーロック陣のプロフィールが明かされるのかもしれません。

プロフィールは身長体重、出身地など基本的な情報はもちろん、好きな物や嫌いな物、最近のちょっとした悩みまで詳細に書かれていて読みごたえバツグン!

悩みには各キャラクターの個性がよく表れていて、とても楽しく読めました。

「憂国のモリアーティ」17巻の感想まとめ

「憂国のモリアーティ」17巻は、新章を本格始動させるための前段階といった印象で、物語が大きく動くわけではありません。

しかし「物語が動く予感」は確かに存在し、久しぶりに読みながらわくわくしました。

最期の事件編以降、贖罪に囚われたキャラクターたちを深掘りするターンが続きましたが、次巻からは「憂国のモリアーティ」ならではの疾走感あるエピソードが期待できるのではと踏んでいます。

キャラクターたちの立ち位置や関係性が少しずつ変わり、今後の展開が一向に読めませんが、その「予測不可能感」を楽しみながら18巻発売を待ちたいです。

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ヌキンデテル
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