今回は2022年4月15日に発売された『東京リベンジャーズ』の27巻、そして6月17日に発売された28巻の感想をネタバレありでまとめています。
「27巻」
さて、27巻はマイキーに殴られた武道が病院で目覚めるシーンから。
武道はいつもボロボロだなあ…。
他の人より弱い分、傷を負うわけだけど不憫に思えて仕方ない。
よく死なないな…。
マイキーを救おうと思えばドラケンは死んでしまう。
マイキーさえ諦めれば一応幸せな未来はあったはずだけど、そんなのは武道自身納得ができないし…。
正義感が強いゆえに見放せない。
命がけの喧嘩をしているわけだし無理なことだけど、誰も犠牲にならない未来があればと思ってしまいますね…。
「全部オレのせい」とか言うから武道まで闇堕ちルート!?
と思いましたが、そんなことありませんでした…。
武道まで闇堕ちしたら誰がマイキーを救うんだって話ですしね…。
ものすごく辛いのはわかるけど、ここに来て無謀な言葉にびっくりしましたよ、もう少しそのまま間違った思考で突っ走るのかと思いましたが、ヒナの言葉で我に返る武道。
意外とあっさりでした。
この展開もう何度も見たな…。
そして武道は気持ち新たに自分のチームを作ることに。
いよいよ終わりが近いと感じます。
千冬や八戒、イヌピーも快く引き受けてくれて。
やってることは過激だけど、みんないい子ですよね。
束の間の日常パートに癒されます…。
関東卍會にいるココですが、武道を助けたり、心のどこかで揺れていたりと敵チームとはいえ憎めない存在です。
武道の東卍に入ってほしいけどどうだろう…。
続いて三ツ谷の元へ向かう一行でしたが、前のように余裕のある彼ではなくなっており…。
三ツ谷は東卍メンバーの中でも特に頭が切れるし手芸部で部長も務めるくらいなので、不良の世界に居なくても十分生きていけるんですよね。
でもクールに見えてめちゃえちゃ情に厚い人だから、今まで一緒に戦ってきた仲間を見捨てることができるわけなくて…!
ドラケンと同じ髪形でステージに上がった三ツ谷。
まさかそこまでするとは思っていなくて驚きました。
それくらいドラケンの存在は大きかったんだ…。
せっかくもらった賞を辞退するのはもったいなさすぎるし、手伝ってくれた後輩たちの気持ちは?
とかいろいろ思うところはありますが、中途半端が一番カッコ悪いということで!!
まだまだ未来ある若者なので、マイキーのことが解決したらまた頑張ってほしいです。
三ツ谷がチームに入り、次に武道は千咒に会いに行きます。
途中でマイキーと場地、そして春千夜と千咒の回想シーンに切り替わりますが、いきなり幼馴染設定を明かされてもなあ…。
人が多いのでその分繋がりを考える必要はありますが、ちょっと心がついていきません。
マイキーと同じく色素?が薄いので血の繋がりがあるのかなと思っていましたが、そんなことなかった…。
そして起こってしまった悲惨な事件。
春千夜の口を裂いたのは幼いマイキーでした。
すごく恐ろしいと感じる半面、子供だったし十分ありえることなのかもと。
子供って単純で感情のふり幅がものすごいですよね。
しかもマイキーはそれに比例する力があるから、いざ爆発してしまうと抑えるのは困難だろうな…。
ドラケンのような自制心があれば…。
たまたま千咒がトリガーになってしまっただけで、遅かれ早かれそういう日は来たと思います。
その後、千咒やお馴染みのメンバーが加わって二代目「東京卍會」が誕生。
それぞれの決意がみなぎる27巻でした!
「28巻」
続いてマイキーが総長を務める「関東卍會」の話し合いからスタートした28巻。
緊張感がビシビシ伝わってきます。
いよいよ始まるんだ…。
改めてみると、同じチームの総長だったマイキーと闘うの、絶望感が半端ないですね…。
マイキーに拳で勝てるとは思えないけど、言葉が通じ合う人間同士なので、最後は心で語り合ってほしいですね。
とにかくもう誰も死なないでほしい。
そして抗争がついに始まり。
関東卍會の500人に対し、東京卍會はなんと50人!!
戦国時代の合戦のよう…。
対峙する総大将の武道とマイキー。
対照的な二人の姿にグッと来るものがあります。
マイキーと向かい合ってるなんて、フリーター時代の武道じゃとても考えられなかっただろうな…。
喧嘩弱いのに一番に突っ走っていくので、一瞬また同じことの繰り返しかなと思ったけど、そんなことありませんでした!
角蝶をパンチで吹っ飛ばす武道めっちゃかっこいい…!
これぞヒーローですね。
やればできる男…!!
後ろに控える東卍のみんなも、武道をちゃんと信じてるのがいいですね。
素晴らしいチームだ…。
そのあとはメンバーそれぞれがバトルに突入!
どのバトルも見逃せないのですが、特に注目してしまうのは三ツ谷。
新しい髪形も相まって凄くかっこいいです…。
ドラケンのたくましさが重なりますね。
それで昔憧れていた相手が今目の前にいる灰谷兄弟ですと!?
ポロっと明かされましたね(笑)
そんな相手とやり合うなんて、感慨深いな…。
なんだかロマンチック。
そして遂にやって来たアッくんの見せ場…!
アッくんはタイムリープする前の悲惨な最期が忘れられなかったので、東卍メンバーとしてスカッとした活躍を見ることができて嬉しいです!
また、気になるのは千咒と兄の春千夜。
実の兄なので、少しでも話が通じるかと思ったら容赦なさ過ぎて…!!
謝ってるのに棒で一発って…むごいです。
人の心はないのか…。
妹なのにとか、女の子なのにとか考えちゃいますが、喧嘩にそんなもの関係ないのかな…。
千咒が知っている過去の出来事は一部でしかないようで。
全容が気になりますね…。
一方、敵なのにイヌピーの心配をするココ。
非情になりきれていません。
仲間として接することができないのがもどかしいです。
しかし、イヌピーの熱い言葉に心が揺れ、ついに同じチームのベンケイに拳を食らわせます…!
イヌピーも最後までココを信じているのがじ~んと来ますね。
今度は本当の意味でイヌピーを助けてほしいです!
今までやってきたことは許されることではないけど、良心が残っている限り人はいつでも変われる…!
頑張れココ!!
しかし、本当に良いキャラがたくさん登場しますよね。
敵対する関東卍會メンバーも掘り下げればいろいろなエピソードがありそうだし、拳で沈めてハイ終わりじゃもったいないな…。
大乱闘の一部始終をただ静かに眺めるマイキー。
嵐の前の静けさみたいで少し怖いです。
そして、そんなマイキーの前に立ちはだかったのはまさかのパーちん!?
すっかり存在を忘れてました…。
ごめん。
絶対敵うことないってわかってるのに向かっていくの凄い度胸だな…。
みんなマイキーに目を覚ましてほしいんだ…これも愛だ…。
次巻で絶対ボロボロになるだろうけど、武道の前にマイキーの心を少しでも動かしてほしいです。
いやまさか死なないよね…?
マイキーがパーちん殺してしまったらもう本当に戻れないよ…。
武道とマイキーはバトルするんでしょうか?
見るの辛いけど、めちゃくちゃ熱い展開になりそうですよね。
東卍は奮闘しているけど、やはり喧嘩じゃマイキーに勝てないだろうし、違う方向からアプローチするしかなさそう。
何か企んでいる半間もいるし、今後まだ一波乱ありそうでドキドキですね…。
とにもかくにも武道たちがこんなに頑張って悲しいラストにはならないでほしい!
また笑顔のマイキーや東卍のみんな、そして無事にヒナの元に帰ってくる武道が見たいです。
亡くなった人も多いけど…その人たちの分まで報われる結末になってほしいですね…!