【ネタバレあり】映画「天気の子」の批評と感想。

「天気の子が気になっているけど、なかなか観る機会が無い」
「どんな物語なのか知りたい」

そんな人のために、「天気の子」の魅力・あらすじ・キャラクターの特徴を紹介します。
「天気の子」の良いところはもちろん悪いところも紹介しているので、自分との相性を確認する際に便利です。

最後まで読めば、「天気の子」の雰囲気が分かりますよ。
主人公はどんな性格?
ヒロインは?
気になった人は、ぜひ参考にしてください。

「天気の子」のあらすじ

森嶋帆高(主人公)は家出を決意し、東京に行くためフェリーに乗船していた。
甲板に出た帆高は、思いもよらぬ窮地に立たされる。
急な大雨の影響により、海に投げ出されそうになってしまったのだ。

あと少しで海に投げ出されるところを、須賀圭介に助けられる。
東京で生活すべく仕事を探し始める帆高だが、身元を隠しながらの仕事探しはうまくいかない。

仕事が見つからないまま所持金だけが減っていく中、帆高はハンバーガー屋の店員(天野陽菜)と出会う。
陽菜の優しさに触れつつ、帆高はフェリーで出会った須賀の事務所を訪ねることを決意。

須賀の世話やさまざまな雑用をしながら、わずかな収入を得るようになる。
多忙な毎日の中、帆高は自分に優しくしてくれたハンバーガー店の店員陽菜が、男に絡まれている場面に遭遇。

トラブルをきっかけに、帆高と陽菜は急速に仲を深めていく。
異常気象に見舞われる東京を舞台に、少年と少女の物語が始まる。

「天気の子」のココが良い!

新海誠監督による美しい映像

「天気の子」の大きな魅力と言えるのが、新海誠監督による美しい映像です。
雨の粒がアスファルトにはねる様子・雨が車体を滑る様子など、非常にリアルで見とれてしまいます。

雨と言えば思い出すのが、同じく新海誠監督の作品である「言の葉の庭」です。
「言の葉の庭」は梅雨の時期をテーマにしているだけあって、どこかジトーっとした印象の雨。

対して「天気の子」は夏の時期をテーマにしているためか、雨からはすっきりとした印象を受けます。
雨の印象を変えられるのは、確かな技術あってのこと。
「天気の子」は、新海誠監督の技が光る作品と言えるでしょう。

ファンタジーとリアルの融合

「天気の子」では陽菜が持つ特殊能力と、雨量の増加による東京の危機が大きなテーマとして描かれています。
特殊能力=ファンタジー。
雨量の増加による東京の危機=実際にありそうなリアルな世界観。

ファンタジーとリアルの融合により、さまざまな視点から楽しめる作品となっています。

「実際に陽菜のように、天気を晴れにする特殊能力を持った人がいるかもしれない」

「雨量の増加により、東京が危機に陥ることがあるかもしれない」

視聴者は2つの思いを抱えながら、作品に没頭することができるのです。

「君の名は。」のキャラクターが登場

「天気の子」には、大ヒットした「君の名は。」に登場するキャラクターが多く登場します。
「立花瀧」「宮水三葉」をはじめ、三葉の妹である「四葉」や三葉の友人「勅使河原克彦」「名取早耶香」も登場するんです。

「君の名は。」のキャラクターが登場したことで、「天気の子」が放映された当時大きな話題を呼びました。
「君の名は。」のキャラクターが登場したということは、「君の名は。」と「天気の子」は同じ世界観を持った作品ということなのでしょう。

瀧君や三葉に会いたい人は必見です。

「天気の子」のちょっと残念なポイント

帆高の行動が幼稚に見える

ちょっと残念に感じたポイントとして、帆高の行動が幼稚に見えてしまい、共感するのが難しい点が気になりました。

帆高は物語の冒頭で、家出のために後先のことを考えず東京に出てしまいます。
仕事も住む場所も決めずに東京に出てしまえば、先が見えずに苦労するであろうことは簡単に予想できたはず。

陽菜と弟が児童相談所の訪問を免れるため、弟と逃げる道を選択した際にも逃げよう(一緒に)と言ってしまいます。
陽菜を思うなら、児童相談所を説得する道を選ぶよう促すべきだったのでは?

などなど

帆高を見ていると、高校生にしてはどうしても幼稚に感じてしまうポイントがいくつもあります。

陽菜1人のために命の危機に瀕する人々

物語の後半で、帆高は人柱として空にささげられた陽菜を取り戻す決断をします。
2人にとっては一緒にいるために必要な決断でしたが、周囲の人々にとって良い決断だったとは言い切れません。

陽菜が人柱になる=雨が止むということ。
つまり周囲の人たちからしてみれば、陽菜1人のために自分たちの命が危ぶまれている状況というわけです。

もし「天気の子」の世界で生きる人間だったら、とても納得がいかないと思います。
「天気の子」は良くも悪くも、帆高と陽菜のための物語と言えるでしょう。

人によって賛否が分かれる最後

「天気の子」は、人によって賛否が分かれる終わりを迎えました。
帆高が陽菜を空に迎えに行ってから3年後、東京は水の底に沈みかけています。

陽菜が空から戻り、一時は止んでいた雨が再び降るようになったからです。

人々は新たな暮らしに慣れてきてはいるものの、現状を打破する方法を見つけられていません。

最後は帆高と陽菜が抱き合い、物語は終わります。

感動的な最後ではありますが、問題が何も解決していないためもやもやした気持ちに。

帆高の選択によって命を失う人がいるかもしれないのに、「イチャイチャしている場合か」とツッコミたい気持ちにもなってしまいました。

2人にとってはハッピーエンドかもしれませんが、周囲の人からしてみればバッドエンドです。

「天気の子」に登場する主なキャラクター

森嶋帆高(もりしまほだか)

「天気の子」の主人公。
離島から家出し、東京に出てきた。
さまざまな幸運や人に恵まれ、東京生活を始める。
アニメファンの間で、好き嫌いがかなり分かれているキャラクター。

陽菜が天気を晴れにする特殊能力を持っていることを知り、特殊能力を商売のために利用できないかと持ち掛ける。

純粋で素直な性格をしているものの、感情的で突っ走ってしまうのが欠点。
陽菜と2人で、これから頑張ってもらいたい。

天野陽菜(あまのひな)

天気を晴れにする特殊能力を持つ少女。
入院している母親のため鳥居に祈ったことをきっかけに、空とつながる特殊能力を手に入れた。

「誰かのためになりたい」という気持ちが強く、自分をプロデュースしてくれた帆高に対し感謝の気持ちを抱いている。
実は中学生なのだが、年齢を偽りハンバーガー店で働いていた。

経済的な困難を抱えていて、弟と暮らし続けるために夜の仕事を検討したこともある。
帆高に止められなければ、大人たちに利用される道をたどっていたかもしれない。

須賀圭介(すがけいすけ)

帆高が家出のためフェリーに乗船した際に、帆高の命を助けたキャラクター。
小さな事務所を経営し、オカルト雑誌に掲載する記事を執筆している。

過去には家庭を持っていたが、妻が亡くなり子供とは一緒に暮らせていない状況。
帆高を1度は突き放したものの、終盤では追いかけ、警察の手から守った。

「天気の子」はボーイミーツガールな作品

「天気の子」は帆高と陽菜の恋愛を主体として描かれているため、2人を応援する気持ちでいると純粋に楽しめますよ。

一方で東京の危機に目を向けると、2人の行動や考え方に違和感を抱いたり抵抗を感じたりするかもしれません。

「あの頃の気持ちを思い出したい」

「一生懸命に恋愛する2人を応援したい」

「美しい映像に癒されたい」

そんな気持ちを感じている人に、おすすめしたい作品です。
わき役が魅力的な作品でもあるので、「良いわき役に出会いたい」そんな人もぜひ視聴をご検討ください。

タイトルとURLをコピーしました