【ネタバレあり】漫画「この音とまれ!」25巻の批評と感想。

24巻ではストーリーの核である久遠愛の過去が明らかになりました。
25巻では、より深く入り込んだ部分まで物語が進んでいます。
そんな25巻について批評していきます。

24巻までのあらすじ

百谷名都が吉永侑のために自身の爪を変えて、より良い演奏になりました。
さらにTV出演も決まった箏曲部は順風満帆だと思われましたが、愛の過去に関わる人物である宇月誓が動き出します。

ここからは25巻について掘り下げていきます。

25巻の内容、批評

25巻は、名都の回想から始まります。
愛の祖父の家を襲った宇月は名都の血のつながりのない弟だと判明しました。
幼少期の宇月は他人と一定の距離を取り、干渉しない性格でしたが、愛に助けられてから愛を友達と呼ぶようになります。
宇月が名都と愛の話をしていると、喧嘩ばかりしている噂とは全く違う話が出てきて、徐々に違和感に気づきます。
おそらくこの頃から、愛に対して偏った愛情表現を向けていると考えられます。

場面は変わって現在に戻ります。
愛の親友の高岡哲生と名都との会話シーンで、哲生は後からこじれるくらいなら、自分は宇月の弟だと伝えた方がいいと促します。
宇月の素行を知っている名都は全て放り出して部活を休もうとします。
ですが、侑に引き止められて部活に向かいます。
名都は心にモヤモヤが残っているので、音もぎくしゃくしています。

部活終了後、名都が愛を引き留めようとしたその時、宇月が現れます。
なぜここにいるんだと愛が狼狽している中、宇月の口から名都が自分の弟だと言い放ちました。
部員の誰もが驚く中、初めて名都が悲しい顔をします。
内心ではこうなるなら関わらなければよかったと思っている中での表情なので、本心はまた違っているのではないでしょうか。

誰もが驚いている中で愛が一言、「似てねぇな」。
愛らしい発言ですが、愛は名都の音が好きなのと、名都と宇月が直接関わっていないという推測からの発言でしょう。
名都にとっては最良の言葉だと考えます。

そこから強制的に帰り、近くの店で真実を話します。
部員は真実を知って、緊張からの緩和で、思い思いの言葉を放ちます。
誰もが名都を受け入れ、いつも通りに接しています。
帰り際に、名都が愛に自分の責任だと謝ります。
俺が入部しなければという発言に、愛は侑の音が良くなったことを話して、名都が入部してよかったことしかないと発言します。
愛は宇月のことは自分の責任だと腹をくくっているような印象を受けます。

場面は変わり、宇月目線の幼少期です。
両親ともに浮気をしている事実を小さい頃に知った宇月は何を思ったのでしょうか。
そこで、宇月は母親名義で人を雇い、自分に名都という弟がいることを知り、名都と出会います。
自分と似ていて、話し相手が出来たという思いがありました。
両親とも浮気している事実から宇月は「どうして僕たちはまだ一緒に住んでいるのだろう。もう全部壊れて無くなればいいのに」という思いを打ち明けています。
おそらくこの出来事が宇月を壊した原因ではないでしょうか。

そんな気持ちの宇月が不良に絡まれたところを愛に助けてもらいます。
この時の愛に対しては、愛情はなく、何を考えているか分からない人間と言う認識です。
そんな時に、もう一度愛に出合います。
走っている子供に煙草が当たりそうになった時、愛が手で防いで子供を守りました。
そんな愛を見た宇月は自然と涙を流していました。
自分の感情が分からなくなっている宇月は愛のことを調べてお礼を伝えに行きました。
愛はそんな宇月をすぐに危ないから帰そうとします。
自分のことを心配して、助けてくれたことから、宇月は愛と友達になりたいという気持ちになっています。

日付が変わって今日、箏曲部の暴力事件として愛の過去の映像が複数のSNSに拡散されてしまいました。
その影響から部活禁止となります。
顧問の滝波涼香から電話対応の現状から、大人しくする事が大事だと言われました。
心配する部員達に滝波から一言、「お前らのこと何も知らない奴の誹謗中傷に耳を傾けるな 時間を割くな そんなもんと向き合う必要はない 乗り越える必要もない よく知りもせず考えもせず石を投げてくるような奴の言葉に価値なんかない」。
一本芯が通った滝波だからこその言葉ですね。
漫画の世界だけでなく、現実世界にも通用する言葉です。

最後に愛は宇月の下に向かいます。
自分を変えてくれた部活や部員を失いたくないから、土下座をして頼み込みます。
これで許すことはなく、宇月は仲間から殴られ、これを愛にやられたと警察に証言するつもりです。
絶望していた愛が殴られそうになったところを鳳月さとわが助けに来たところで25巻は終わりです。

25巻の感想

25巻は全体を通して過去の真相や最後の描写から続きを早く読みたいと思いました。
26巻はさらに佳境になること間違いなしなので楽しみですね。

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