【ネタバレあり】漫画「ゴールデンカムイ」28巻の批評と感想。

アニメの第4期が決まっている「ゴールデンカムイ」なのですが、原作漫画のほうも追っているという方は多いでしょう。

実際に原作漫画は今がまさにクライマックスと言っても過言ではありません。

そこで今回はネタバレありという形で、漫画「ゴールデンカムイ」28巻について徹底的にお話していきたいと思います。

鶴見中尉の底知れない恐ろしさ

漫画「ゴールデンカムイ」ではさまざまなキャラクターが登場し、そのひとりひとりがかなり個性的です。

個性的というか強烈過ぎて……という方もいるでしょう。

その中でもトップクラスの存在感を放っているのが鶴見中尉です。

28巻に至るまでも鶴見中尉についてはさまざまな表情が描かれていましたし、読者の方であればその策士っぷりには驚かされてきたかと思います。

28巻では鶴見中尉がどこからどこまで計算しているのかわからないという底知れない恐ろしさを改めて痛感させられました。

それを象徴するのが鯉登少尉が自分自身から漂っているビールのにおいに気づくシーンです。

「これだけにおいがしているということは隠れて話を聞いていることに鶴見中尉は気づいていたのでは……」と鯉登少尉は思い至るわけです。

これまでにも鶴見中尉には何度もぞっとさせられてきたかと思いますが、今回もぞっとしたという読者の方も多いでしょう。

鶴見中尉は本当に底が知れません。

杉元が男前であることを再確認

「不死身の杉元」でお馴染みの杉元なのですが、漫画の中ではどちらかというと戦闘要員兼ギャグ要員といったイメージが強いかと思います。

ただ、個人的には杉元はものすごく男前だと思っていて、それなのにも関わらずそれらしい描写があまりないなと感じていました。

28巻ではその杉元が男前であることを再確認することができました。

というのも、ひょんなことから杉元は花沢勇作の替え玉として財閥令嬢の金子花枝子とお見合いをすることになるのです。

この花枝子が面食いで、なんだかんだで杉元に惚れてしまうわけです。

もちろん、ギャグ要員らしいアホっぽさも要所要所で見受けられるのですが、それでも「やっぱり杉元は男前だなぁ……」としみじみ感じられました。

ちなみに、花枝子は杉元が勇作ではないこと、つまり杉元が替え玉であることをわかった上でも結婚したいと言っていました。

杉元も罪な男です……。

杉元の過去から見える意外な登場人物

先の替え玉の件は、当時軍曹だった菊田から頼まれてのことでした。

28巻では替え玉の件も含めて杉元の過去の回想話が大半を占めるのですが、杉元に関しては実は過去に顔を合わせていた人物がかなり多いことに気づかされます。

当時軍曹だった菊田はもちろんですが、替え玉の件では勇作、さらには鶴見と鶴見が連れていた月島と宇佐美とも出会っているわけです。

月島と宇佐美に関してはそこで一戦交えています。

ある意味では過去からずっと縁が続いていたとも言えます。

杉元のこの過去が明らかになったのは、ストーリー展開的にも結構大きなポイントになるのではないかなと思っています。

菊田の死

菊田も味わい深いキャラクターで、好きだったという方も多いでしょう。

ただ、残念なことに28巻で菊田は死んでしまいます。

菊田は中央のスパイだったわけですが、鶴見はそれに気づいており、菊田を撃ちます。

月島がとどめを刺すのですが、菊田ファンにとってはつらい話です。

しかしながら、杉元の回想があって、その後に菊田の死があるからこそ、読者は菊田の思いを杉元に託すことができます。

このあたりの構成も本当にさすがだなという感じです。

28巻でとうとう暗号の解読

ゴールデンカムイでは囚人の皮を集めて、その暗号を解くというのが軸となっていました。

28巻に至るまでには本当にいろいろな囚人と出会いましたし、その皮も手に入れてきました。

その暗号がようやく解読できたのが28巻でもあるのです。

暗号が解読できて終わりではなく、暗号が解読できたからこそ今度はその先に進む必要があります。

暗号を解読した結果、表れたのは五稜郭の形でした。

暗号の解読に関しては鶴見陣営と杉元陣営とほぼ同時です。

ただ、杉元陣営では白石が海賊房太郎からの情報を仕入れていたので、その分、鶴見陣営よりは有利な位置にいます。

これ以上、先が気になる巻はない!

とても読み応えのある28巻でしたが、本当にいいところで終わっています。

この先を一刻でも早く読ませてくれ……と思ってしまう巻です。

実際にこの後の話は怒涛の展開となっていますので、絶対に次の巻も読むべきです。

楽しみ過ぎて胸が苦しくなる漫画「ゴールデンカムイ」28巻でした。

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