【ネタバレあり】漫画「極主夫道」8巻の批評と感想。

2021年9月9日に発売された「極主夫道」8巻。

「極主夫道」は、かつて伝説のヤクザとして名を馳せた龍が、極道の世界から足を洗い主夫業に専念する物語です。

この記事ではそんな「極主夫道」8巻の批評と感想を、たっぷりのネタバレ込みでお届けします。

「極主夫道」8巻の感想

高い画力とクセの強いエピソードで笑いを誘う「極主夫道」。

8巻には本編9話とおまけ漫画3話が収録され、あいかわらずのテンポの良さで一気読みできる面白さがありました。

ギャグ漫画やコメディ漫画は巻数が長くなると飽きてしまうことも珍しくありませんが、「極主夫道」は次々と新キャラが登場するおかげで毎回新鮮な面白さがあります。

8巻の新キャラは、虎二郎の妹・虎春とハムスターのマメ太郎、そして強すぎる女性警官などです。

どの新キャラも個性が際立ちすぎていて、もはや龍のクセの強さが霞むほどのパンチ力があります。

とはいえ、龍の「主夫力の高さ」と「極道スキル」は健在。

400円で購入した結露取りワイパーの効果に夢中になる一方で、ポップコーンが弾けるパン!という音にかつてのカチコミを思い出します。

また「クライムキャッチポリキュア☆」が大好きな龍の嫁・美久も、一見普通そうに見えてかなりの猛者です。

「極主夫道」8巻でも美久は、誰も聞いていないにもかかわらず1人で延々とポリキュアについて語り、そのオタクっぷりを見せつけました。

「極主夫道」8巻の内容と見どころ

クスっと笑えるエピソードが満載だった「極主夫道」8巻。

ここからは、特に面白いと思った見どころを紹介します!

健気で可愛い、虎春ドーナツ

虎二郎のクレープ屋の向かいに出店されたドーナツ屋。

そのドーナツ屋を切り盛りする人物は、虎二郎の妹・虎春でした。

家族を捨てて極道になった虎二郎に恨み節をぶつけ、虎春は虎二郎の客を根こそぎ奪います。

しかし、そんな嫌がらせ行為の裏には、極道の兄を持つ妹ならではの寂しさがあったのです。

最後は龍の手作りドーナツに宿った愛情に触れ、再び優しい気持ちを取り戻した虎春。

すると虎春はそのままバッタリ倒れ、超大作のヒロインのように涙を浮かべながら意識を手放しました。

壮大な演出のせいでギャグ感強めに仕上がっていますが、虎二郎と虎春の兄妹愛が感じられる「良い話」エピソードです。

マブい動物・マメ太郎が登場

「極主夫道」8巻において最もインパクトを残したのは、新キャラのマメ太郎と言っても過言ではありません。

マメ太郎は、美久が同僚から「引き取って」と頼まれ持ち帰ったゴールデンハムスター。

単行本のカバー裏にも「世界のマブい動物図鑑/No.001」としてマメ太郎が描かれています。

しかし、笑っていても笑顔が怖い龍と、ネズミの天敵である猫の銀がいる美久の家では、マメ太郎は飼えません。

龍はマメ太郎の里親探しを開始しますが、なかなか引き取り手が見つからず道ばたで途方に暮れていました。

そこに現れたのがパトロール中の警察官2人組!

「マメ太郎の飼い主を探している」と龍から告げられた若手警官は、自分がマメ太郎と一緒に数々の事件を解決へ導き、果てには相棒になるという壮大な妄想を膨らませます。

「極主夫道」に出てくるキャラクターは、たとえ警官であっても誰一人まともではありませんね!

しかし、若手警官が飼い主に立候補しようと口を開きかけた瞬間、一足早く先輩警官が引き取る意思を告げ、妄想が現実になることはありませんでした。

引き取られたマメ太郎が今後も登場するかは定かではありませんが、怯えて震える姿が愛らしくも面白かったので、ぜひ「極主夫道」9巻以降でも見られると嬉しいです。

テントサウナでバカ対決

「とんでもねぇブツを仕入れた」という虎二郎に誘われ、キャンプ場を訪れた龍と美久。

虎春も含めた4人で開始したのは、まさかのテントサウナ!

大自然を感じながら汗をかき「整う」ことを実感する4人は、テントサウナを気に入ります。

しかし更なる効果を求めた虎二郎がテント内に大量の水蒸気を発生させ、タオルで仰ぎ始めました。

すると龍もそんな虎二郎に触発されて仰ぎ始め、狭いテント内で大立ち回りが始まります。

そんな男2人を「バカだ…」と思いながら静かに見守る虎春と美久。

ですが、暑くて狭いテントの中で動き回れば熱中症や酸欠になるのは当然で、虎二郎と龍は次第に「謎のクレープ屋」や「特売日」のヤバい幻覚が見えるようになりました。

2人の危険を察知した虎春と美久はすぐさま虎二郎と龍を近くの川にぶち込んで浮かべ、女性だけでのんびりテントサウナを楽しみます。

「極主夫道」の女性キャラは皆サバサバしているうえ強く、男性キャラにも華麗なツッコミを入れてくれるので読んでいて気持ちいいです。

「極主夫道」8巻の総評

登場キャラクター全員どこかネジが外れていて、今回も楽しく読めた「極主夫道」8巻。

日常系ギャグストーリーなのでゆるい気持ちでスラスラ読め、息抜きにピッタリの一冊でした。

また、本編以上にカオスさを極めた「おまけ漫画」も必読!

次はどんな楽しいエピソードが見られるのかわくわくしながら、9巻の発売を待ちたいと思います。

関連 【ネタバレあり】漫画「極主夫道」9巻の批評と感想。

関連 【ネタバレあり】漫画「極主夫道」10巻の批評と感想。

タイトルとURLをコピーしました